氣比の杜は創祀二千有余年の歴史に培われた日本有数の古社であり元の宮弊大社である。敦賀の地は往古より良質の水が豊富に湧き出ており中でも当神宮の神域はその水脈の中心である。故に江戸時代初期には日本庭園歴覧にも記された名池が誕生し、明治四十二年東宮殿下(大正天皇)御参拝の折お茶の水に用いられた一井がその由来を物語っている。昭和の大造営につづき同池に大規模の神水苑築造が成され、各方面より拝観と神水を求めて訪れる崇教者は後を絶たない。